SPECIAL CONTENTS 「MIKATA」っていいよね

05 支援企業編

「ハッピー」っていいよね

株式会社フューチャーショップ
代表取締役
星野 裕子 様
星野 裕子 様

“いいコマース”であるために

弊社のサービスであるfutureshopは、SaaS型のECサイト構築プラットフォームです。たくさんの顧客に訪れてもらえる“いいコマース”へと成長していくために、顧客の心を動かすプロモーション機能や豊富な決算手段、そして万全のサポート体制を備えたfutureshopを通して、店舗様の未来をつくっていくための成長戦略を支援しています。

現在2,800社を超える店舗様にご利用いただいており、ここ数年は、稼働店舗数が毎年100店舗以上増え続けてはいるものの、SaaS型の同業他社と比べれば稼働店舗数は少ないです。しかし稼働店舗の10社に1社は年商1億円を突破しているという点がfutureshopの特徴であり、弊社の誇りでもあります。

弊社が親会社のフューチャースピリッツより分社した2010年前後は、スマートフォンの普及が加速した時です。スマートフォンが普及したことで、誰でもECサイトで商品を購入できるようになったことが、EC市場を一気に拡大させ、弊社にも追い風になったと思っています。

本当に役立つメディアになるなら

分社後に、早速自社サービスのPRを展開しようとしたのですが、当時はEC業界に特化したメディアはほとんどありませんでした。EC業界にとって本当に必要な情報を的確に伝えるメディアがあればいいなと思っていた時に、MIKATAの代表である亮介さんから「ECのミカタ」と「ECのミカタ通信」を立ち上げるので、協力してほしいと話をもちかけられました。

亮介さんはECに関する知識があって、EC業界のことを理解している。そして事業者側の目線で物事を捉えることができる。そんな人がつくるメディアなら協力したいと思いました。私は、「EC事業者にとって本当に必要なメディアでなければ、協力したくない。だからそんなメディアになってほしいです」と言うと、亮介さんは力強く返事をしてくれました。

「ECのミカタ」の知名度が上がり始めると、「記事を見ましたよ」と声をかけられるようになりました。私たちが出展している展示会でも配布されている「ECのミカタ通信」に載っている企業ということで注目いただける機会も増えました。同業者に私たちのことを知っていただき、横のつながりが広がっていくという効果もあったと実感しています。

顧客満足度が上がれば、みんながハッピー

拡大の一路をたどるEC市場ですが、一方で、やるべきこととできることが増え、何から手をつけたらいいのかと悩む事業者様が増えました。弊社にもご相談がたくさん寄せられています。その視点で捉えると、「ECのミカタ」がやるべきことは明確です。個々にとって適切な情報とは何かを、コンサル的にアドバイスすること。そして情報を取捨選択しやすいサイトになることです。

超資本主義のEC市場ですから、より安いものが売れるという側面は否定できません。しかしD2Cが注目されていることからもうかがえるように、今後は利益最優先ではなく、自分たちが納得するものを販売し、それぞれの規模感に合った収益を上げながら生活していくという、人として本質的なことが尊重されるようになると考えています。

EC業界にとって本質的なものとは顧客満足だと捉えています。例えば私たちはサポートセンターの電話応答率に高い目標設定を行っています。電話口でお待たせしないことで顧客満足は上がりますが、お客様から「ありがとう」と喜んでいただいた私たちの幸福度も上がります。もっと頑張ろうと思えるし、仕事が楽しいから離職しないため、どんどんスキルが上がります。顧客満足を上げることは、良い循環を生み、みんなをハッピーにさせます。初めて亮介さんに会った時に、「本当に必要なメディアであり続ける」と約束してもらいましたが、MIKATAの皆さんが「ECのミカタ」でやろうとしていることも、EC業界の良い循環づくりだと思っています。仕事内容は違いますが、共にハッピーな循環づくりを目指し、“いいコマース”で社会に貢献していきたいです。
星野 裕子
株式会社フューチャーショップ
代表取締役

2002年に京都のサーバー・ホスティング事業会社である株式会社フューチャースピリッツに入社。eコマース構築・運用ASPの企画開発を開始し、2003年10月に初期バージョンである「FutureShop」をリリース。その後、2010年3月にフューチャースピリッツから分社し、株式会社フューチャーショップを設立、代表取締役に就任。完全にインドア派。趣味はMinecraftぐらい。(でも最近ヨガをはじめた)

https://www.future-shop.jp/