SPECIAL CONTENTS 「MIKATA」っていいよね

01 業界編

「未来を創造」っていいよね

株式会社E-Grant
代表取締役CEO
向 徹 様
向 徹 様

CRMとは「想いやり」

弊社はEC通販に特化した顧客分析やCRM施策、効果検証などをワンクリックで行えるようパッケージ化した分析ツール「うちでのこづち」の提供を軸に、CRM構築のお手伝いを行っています。

「うちでのこづち」の運用支援から、CRMコンサルティング、人材紹介といったサービスを通して、「和の心」を世界に発信し、「想いやり」に溢れた社会を実現することをミッションとしています。

創業時仕事を通じて社会へ貢献するために、何ができるだろうと考えて、たどり着いたのがCRMです。CRMはファンを増やし、結果としてリピート回数が増え、利益貢献に繋がる概念ですが、その根底には人と人との関係構築があります。そして、人と人とが関係を構築するために欠かせないことは「人が人を想う心」です。様々な接点を通じて想いが伝わった際に、はじめて関係値は深まります。想いのない情報や言葉を受け取っても人の心には結果的に伝わりません。

聖徳太子が定めたとされる『十七条憲法』の第一条には「以和爲貴(和をもって貴しとなす)」と記されています。1400年以上も前から調和を重んじ、相手を想いやる文化を大切にしてきた日本人であれば、リアル店舗からECに場所を移しても、想いやりがもたらす本質的な心地よさを日本のEC通販業界は提供できると私は信じています。

おもしろいと直感した
「ECのミカタ」

MIKATAの代表である小林亮介さんとは、ある交流会で知り合いました。話してみると、仕事に対する考え方や想いやりを大切にしているところが似ていて、とても気が合ったんです。同じベンチャー企業の経営者として課題を共有できるし、心強い友達ができたみたいな感覚でした。

そうした交流の中で、「ECのミカタ」の構想を聞きました。おもしろくなると直感しましたが、『ECのミカタ通信』の発行には驚きましたね。予算や人材も潤沢とはいえないベンチャー企業が、紙媒体を発行するなんて挑戦的だと思いました。個人的にはMIKATAの大きな転機は、『ECのミカタ通信』の発行だったと捉えています。

そのうち「ECのミカタ」に記事を掲載したり、弊社で提供している研修をMIKATAの社員さん向けに実施したり、小林さんに私が代表理事を務めている一般社団法人日本通販CRM協会の専務理事に就いてもらうなど、連携する機会が増えていきました。でも小林さんは出会った当時から変わりません。人を喜ばせたいという気持ちが強くて、想いやりを忘れない。そんな彼に刺激を受け続けています。

影響力のあるメディアだからこそ、
できることを

EC業界は今後より発展していくとは思いますが、人口減少などの影響を受けて、国内のEC市場はいつか高止まりするでしょう。将来を見据えて越境ECに意欲的な企業が多いですが、顧客やパートナーとの関係構築をおろそかにして、売り上げだけに固執していては、世界と勝負はできません。ですがCRMを活用し、想いやりという日本特有の価値を本質から理解し打ち出せたら、日本のEC市場は世界規模で拡大していくはずです。加えて想いやりを大切にする人や企業が増えれば、働き方や組織づくりといった面にも良い循環が生まれると考えています。

そういった視点で「ECのミカタ」を見ると、EC業界全体の状況を捉えながら、「ECのミカタ」という影響力のあるメディアを運営するMIKATAが、どんなメッセージを発信すべきなのか。「ECのミカタ」だからこそできることがあるはずだと私は思います。

もちろん私も、小林さんをはじめMIKATAの皆さんとタッグを組んで、共創できることを模索し続けるつもりです。想いやりの溢れたEC業界が醸成されることで創造される未来の進化を、EC業界に関わる者として楽しみにしています。
向 徹
株式会社E-Grant
代表取締役CEO

大学卒業後、大手通信系企業にて、NWエンジニアとしてインターネットを基礎から学び、営業へ転身。セールスエンジニアから新規事業立上げまでを経験後、25歳で独立。
独立後、ECコンサル事業、EC事業、不動産事業 など立上げを多く経験する中、2007年株式会社E-Grantを設立し代表取締役に就任。同年CRM事業を本格化。2015年、更なる業界発展を目指し一般社団法人日本通販CRM協会を設立し代表理事に就任。ビッグデータとJapan CRM(JCRM)の普及を先導し飛躍中。

https://www.e-grant.co.jp/